感謝の手紙...エールポストへ思い込め投函!ハローキティも登場

 
家族や友人宛ての手紙を「エールポスト」に投函した親子連れと記念写真に納まるハローキティ=19日午前、福島市大町

 NHK連続テレビ小説「エール」のモデルとなった福島市出身の作曲家古関裕而にちなみ、同市大町の生家跡そばに設置された郵便ポスト「エールポスト」(チェンバおおまち北側)の完成記念イベントが19日、現地で行われた。敬老の日を前に、親子連れらが祖父母へ日ごろの感謝をしたためた手紙を次々と投函(とうかん)した。

 古関と妻金子(きんこ)は百数十通もの文通の末、結婚したエピソードがある。エールポストは「頑張っている人への応援の手紙」などを投函し、古関へ思いをはせる場になればと設置された。イベントはエールポスト実行委員会の主催で、親子20組が参加した。

 イベントには、福島民友新聞社「はげまし担当(非常勤取締役)」に同日就任したハローキティがゲストとして登場。エールポストに投函した参加者との記念写真に応じるなど触れ合い、愛くるしい笑顔で県民に笑顔を届けた。

 ポストには、音符やピアノなど古関をテーマにしたデザインが施され、来年8月末までに投函された郵便物には、古関をモチーフにした特別消印が押される。