「高校初登板」1年生脇坂、度胸満点 相馬東、有終へ発進
相馬東が相馬との相双支部対決を制した。相馬東の先発マウンドを託された背番号「4」の脇坂晃生(1年)は「前回は自分のエラーで負けていたので取り返したかった」と支部大会で敗れた借りを返し、笑顔を見せた。
高校での初登板ながら、立ち上がりから冷静なプレートさばきを見せた。守備の乱れで走者を出しても表情を変えずに腕を振り、3失点でエースにマウンドをつないだ。先発を告げられたのは1週間前。「同支部で中学から知っている選手も多い。対策ができていた」と苦手な球種とコースを頭にたたき込んで試合に臨んだ。
支部大会の対戦時は二塁を守り、逆転負けにつながる失策を犯したことを気にしていた。今回は味方の援護を受け、相馬打線に立ちはだかる形で自身の借りも返した。
来年度、学校統合するため現校名では最後の大会出場となる。「創部最高成績のベスト4を目指す」と昨秋の先輩と並ぶ4強入りを見据える脇坂。同支部のライバルを倒した勢いで昨秋同様、台風の目となる。
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