福島県高校駅伝、学法石川女子が8連覇

第41回県高校駅伝競走大会女子は26日、猪苗代町総合体育館カメリーナ前を発着点に5区間(21.0975キロ)で行われ、学法石川が優勝した。8年連続10度目。タイムは1時間15分27秒。12月24日、京都市で開かれる全国大会に出場する。上位5チームは、11月9日に山形県で開かれる東北大会に出場する。
【女子レース経過】学法石川が2位以下に3分近い差をつける盤石のレース運び。1区木戸がトップに立ち、2区の佐藤が後続を突き放した。以降も安定した走りで差を広げ続け、独走態勢でゴールした。2位日大東北は追走したが、差を縮めることができなかった。3位の会津学鳳は1区5位スタートから追い上げた。4位安積黎明は序盤から順位をキープしたままフィニッシュした。
区間賞総なめ、盤石レース
学法石川は全区間で区間賞を獲得して8連覇を達成した。2位に10秒差を付ける好タイムをマークした1区木戸望乃実(ののみ)(1年)は、石川中3年だった今年1月に全国都道府県対抗女子駅伝に出場し、8区で区間賞を獲得した期待のルーキー。「6キロも走ったのは初めて。長い距離は走り方が難しい」と戸惑いながらも「最後の1キロでスピードを上げられて良かった」と喜んだ。
木戸の頑張りに触発され、2区佐藤美空(3年)が2位以下を1分以上突き放す快走でチームを勢い付けた。「このいい流れのまま、後半のメンバーが安心して走れるように、なるべく差を広げようということだけを考えた」。昨年の都大路でも区間3位の力走を見せた実力者は「今年こそ区間賞を狙いたい」と、全国の舞台への意気込みを語った。
3区宮下麗美(同)、4区石川乃亜(2年)も好走でたすきをつないだ。最終区の岡本可蓮(3年)は、ゴールと同時に倒れ込んだ。「中盤から脱水気味になり、最後の1キロは意識がもうろうとしていた」と振り返り、「都大路では体調をしっかり整えて入賞を目指したい」と決意を語った。(伊藤雅将)
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