男子・大橋が大会新 女子・橘内は初V 伊達ももの里マラソン

 
(写真左) 【10キロ男子】大会新記録で2度目となる優勝を果たした大橋真弥、  (写真右) 【10キロ女子】初優勝した橘内彩音

 第62回伊達ももの里マラソン大会は14日、伊達市の保原中央交流館を発着点に開かれた。熱中症対策として開催時期を例年の9月からモモの花咲く季節に変更して初めての開催となり、全国から1331人が出場した。10キロと1キロ(小学1年生以下親子)の2種目11部門で市民ランナーが健脚を競った。男子10キロで大橋真弥(宮城・石巻RC)が大会新の30分53秒、女子10キロで橘内(きつない)彩音(桑折町駅伝チーム)が38分44秒でそれぞれ総合優勝した。

 同市や同市スポーツ振興公社などでつくる実行委員会の主催、福島民友新聞社などの共催。


 ■男子総合 大橋、耐え抜いた一人旅

 モモと桜の花が彩る伊達路を大会新で駆け抜けた。男子10キロで30分53秒を記録し、2017年の第57回大会以来2度目の総合優勝を果たした大橋真弥(宮城・石巻RC)。「大会新を出せたことに驚いた。久しぶりに出場し優勝できて本当にうれしい」と声を弾ませた。

 スタート直後は集団内で様子見をしていたが、1キロ過ぎで飛び出してからは一人旅。前回優勝時はゲストランナーに引っ張られての走りだったが、今大会はゲストランナーはいなかったため、「自分のペースで行かなくてはいけなかった。3キロから6キロにかけてが苦しかった」と振り返る。

 我慢のレースが続くも、残り3キロあたりからは約3分5秒の自分のペースを取り戻すことができた。開催時期が、9月から4月に変更になったことによる気温や湿度などの恵まれたコンディション。そして、沿道からの地元住民や子どもたちの声援に後押しされ、自己ベストの29分台に近い記録で7年ぶりの栄冠を手にした。

 当面の大きな目標に掲げるのは、仙台市で5月に開かれる仙台国際ハーフマラソン大会だ。「伊達で優勝したことを弾みに、仙台でも好成績を収めたい」。王者は次の目標に向け、気持ちを新たにしていた。(渡辺久男)

 ■女子総合 橘内圧巻、2位に大差

 2位に2分以上の差をつける圧巻の走りで、女子10キロ総合で初優勝した橘内彩音(桑折町駅伝チーム)。「入賞できたらいいなと思っていたけど、優勝できてすごくうれしい」と、クイーンカップを手に持ち、満面の笑みを見せた。

 「周りは気にせず自分のペースで走ろう」と、気負わずにスタートを切った。中盤の険しい坂道では満開のサクラを見て気分転換し、下り坂では体力を温存させたりと、安定した走りをキープ。残り1キロでスパートをかけ、声援に包まれる中でゴールラインを駆け抜けた。

 伊達市のだて支援学校で勤務する傍ら、週に2回ほど町駅伝チームで町内をジョギングしている。「一人だと計画的にやるのが難しいメニューでも、チームの中学生や大人たちと練習を続ける中で力を付けることができた」と成長を実感している。「今回の優勝が仲間たちの励みになったら」と、吉報を届けることを楽しみにしている。

 今後に向けて、橘内は「ふくしまシティハーフマラソンで3位以内を目指したい」と意気込む。今大会の優勝を糧に、新たな一歩を駆け出す。(小幡あみ)

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