福島医大と福島学院大「連携協定」締結 福島県民の健康増進へ

 
協定書を取り交わした竹之下理事長(左)と桜田理事長

 福島医大と福島学院大は29日、県民の健康増進啓発を目的とした連携協定を結んだ。福島市の福島医大で同日、締結式が行われ、福島医大の竹之下誠一理事長と福島学院大の桜田葉子理事長が協定書を取り交わした。

 連携に基づき、福島学院大に設置されている栄養分析装置「カロリーアンサー」のデータを分析し、福島医大の教育や研究に活用するほか、2月11日に福島医大健康増進センターが主催する「いきいき健康づくりフォーラムin南相馬」で、福島学院大食物栄養学科が減塩をテーマとするブースを出展する。また福島医大から、福島学院大の公開講座への講師の派遣を予定している。

 式では、竹之下理事長は「これまでも連携してきた両大学が知恵を出し合い、さらなる事業を展開する」、桜田理事長は「それぞれの専門性を生かし、健康寿命の向上に関わる連携を積極的に進める」とあいさつ。福島医大が2021年4月開設予定の保健科学部(仮称)と福島学院大の駅前キャンパスが隣接することから、学生間の交流も積極的に行う方針で、竹之下理事長は「連携できることを広げていきたい」と述べた。