味の評価は好意的 リオン・ドール、総菜の減塩を通知せず販売
県は15日、スーパーチェーンのリオン・ドール全41店舗で販売される総菜3品の食塩量を、利用者に通知せずに最大41.4%減らして販売した結果、味に対する評価はいずれも好意的で、県民が知らず知らずに減塩を実践できている可能性があると発表した。
利用者に通知せずに食塩量を減らす県の「無意識の減塩環境づくり推進事業」の一環。同社は昨年10~12月、「ひじき煮」は1.1グラムから0.91グラム(約17.3%減)、「切昆布煮」は1.2グラムから0.76グラム(約36.7%減)、「卯(う)の花」は1.3グラムから0.76グラム(約41.4%減)にそれぞれ減塩した。
総菜購入者に対するアンケートで、味の好みは3品とも好意的だった。味の濃さは、卯の花が「ちょうどよい濃さ」、ほかの2品は減塩をしても「味が濃い」と評価された。
県によると、3カ月で食塩量は約47.8キロの減少で、同様の取り組みを1年間続けると、推定約200キロの減塩につながるという。県は1品当たりの減塩量が少なくても、継続することで大きな効果を期待できるとし「県内のスーパーにも展開していきたい」(健康づくり推進課)とした。
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