いわきＦＣのＪ２昇格、Ｊ３優勝を受け、いわき市では、地元クラブチームの快挙を祝うさまざまな取り組みが始まっている。

　いわき市役所本庁舎の窓にはメッセージ「Ｊ２！」がお目見えした。１１日まで午後５時からの２時間、本庁舎内の光がメッセージを照らす。

　東北電力いわき電力センター内にある無線鉄塔と常磐共同火力勿来発電所の煙突ではいわきを応援するライトアップが行われている。

　同市を代表する観光施設のスパリゾートハワイアンズは１３日まで、リーグ優勝とＪ２昇格を記念し、期間限定で日帰り入場料金を割り引く応援キャンペーンを始めた。

　いわきＦＣを運営するいわきスポーツクラブは、公式ホームページでＴシャツやニットマフラーなど昇格記念グッズをオンライン販売している。

　倒れても立ち上がり挑戦続ける姿は同じ　内堀知事、快挙たたえる

　内堀雅雄知事は７日の定例記者会見で、いわきＦＣについて「何度倒れても立ち上がって走り続ける姿と、福島県が復興と創生に向かって挑戦を続ける姿は同一だ」と述べ「多くの勇気と感動を与えていただいたことに敬意を表したい」とＪ参入初年度での快挙をたたえた。

　Ｊ２ではＪ３よりも平均入場者が多いことから、内堀知事はサッカーを核とした地域振興にも期待を示した。その上で「いわきＦＣと連携を深め、さらなる地域活性化に向けた効果的な事業を検討していく」との方針を示した。