残留へ...勝ち点上積み狙う いわきFC、10月1日町田戦
サッカーJ2のいわきFCは10月1日、東京都の町田GIONスタジアムでFC町田ゼルビアと対戦する。いわきの通算成績は10勝10分け16敗で順位は22チーム中19位。町田は21勝8分け6敗の首位。午後2時開始予定。
例年、J2残留に必要な勝ち点は「40」~「42」と言われている。いわきの現在の勝ち点は「40」。次の1勝がJ2残留に向けた一つの目標となる。
首位町田はリーグ最少失点の強固な守備にリーグ2位の得点力を兼ね備える。セットプレーからの得点も多く、注意が必要だ。いわきの田村雄三監督は「町田はやることが徹底されている。テーマは『セルフコントロール』。相手に惑わされず、プレーすることが大切になる」と展望した。
サイドバック、定位置奪取狙う
サイドバック(SB)を本職とする2人の選手が定位置奪取を狙っている。「スタメンで出たい」。右SB石田侑資と左SB河村匠は異口同音に意気込んだ。
現在、2人に替わってSBのスタメンを務めるのは、中盤が本職の宮本英治と山下優人。田村雄三監督は「SBは基本、上手い人か足が速い人しかできない。(今は)後ろからの配球を安定させたい」と起用の理由を語る。前節金沢戦は宮本と山下を同時にSBで起用し連敗を止めた。
河村は配球よりも積極的な攻め上がりに特徴がある。ただ途中出場した前節は、その長所を出せずに「全然だめだった」。「球際や攻守の切り替えを厳しくしていかないと」と改善を誓う。石田は現在の役割に苦手意識はない一方、プレーの正確性に課題を感じている。「しっかりプレーすることを求められている。練習から意識を変えている」
途中出場で与えられた役割を全うすることが、スタメンへの道となる。「一つずつ求められたことをクリアしていくだけ」と石田。河村は「短い時間でも強みを出す」と意気込んだ。(小磯佑輔)
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