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郡山の県中児相、1月末に移転開所 機能を一体化、入所定員も増加へ

 

 12月定例県議会は15日、総務、企画環境、福祉公安、商労文教、農林水産、土木の各常任委員会を開き、議案や請願などを審査した。16日も常任委員会を開く。

 県が郡山市富田町の旧農業試験場跡地に移転・新築する県中児童相談所が、来年1月末に開所する見通しとなった。県中は地方別で相談件数が最も多いため、入所定員を増やすなど機能を強化する。

 県によると、県中児相はこれまで同市の合同庁舎内に相談所、旧郡山光風学園に子どもの保護施設があり、機能が分かれていた。両施設の老朽化や、機能の一体化を目的に新築移転を進めている。

 新しい建物は11月30日に完成した。木造平屋建てで、延べ床面積は約2000平方メートル。円滑な地域連携などを目的に、関係者を一堂に集められる100人規模の会議室も設けた。子どもの受け入れ定員は従来の12人から16人に増やした。

 また県は、西郷村の県総合社会福祉施設「太陽の国」のうち、老朽化に伴い建て替えを計画する障害者支援施設「かしわ荘」について、2024年1月22日の完成を目指し、工事契約を結ぶ方針も示した。

 福祉公安委員会で県が示した。