子育てNIE

いわき短大付幼稚園、保育室棟が完成 自然との触れ合いを意識

 
木のぬくもりを生かした開放的な空間が広がる新園舎

 学校法人昌平黌が新築した、いわき市のいわき短大付属幼稚園の保育室棟が完成し9日、報道陣に公開された。4月から利用する。

 老朽化のため、法人創立120周年事業の一環で建て替えた。保育室棟は木造平屋、延べ床面積972平方メートル。3~5歳児の保育室計3室と3歳未満の未就園児保育室1室、調理室などを備える。

 一部に県産材を使っているほか、床材に屋久島のスギを採用、木のぬくもりや香りといった自然との触れ合いを意識している。絵本コーナーやものづくりスペースも配置された。8月までに遊戯室棟、運動広場と自然広場の園庭を整備し、全体事業が完成する見通し。

 同法人の緑川浩司理事長は「最先端の幼児教育で子どもたちの郷土愛や創造性を育みたい」と述べた。