【ノコギリクワガタ】 大あごの内側ギザギザ

 
大あごが発達したノコギリクワガタ。左は樹液を吸うメス

 ノコギリクワガタは、クワガタの中でもなじみ深く人気の種類です。オスは大あごの内側がギザギザの、のこぎりのようになっています。

 大きな個体(こたい)は大あごが発達し、牛の角(つの)のように曲がっていますが、小さい個体ではまっすぐです。体の色はやや赤みがかっています。

 平地から低山地の雑木林(ぞうきばやし)で見られ、クヌギ、コナラ、ヤナギなどの樹液(じゅえき)に集まります。成虫では越冬(えっとう)しない短命のクワガタです。