【タマムシ】 生きた宝石と呼よばれる

 
メタリックな光沢を放つタマムシ

 日本の甲虫(こうちゅう)の中で最も美しく「生きた宝石(ほうせき)」といわれています。緑色の金属光沢(きんぞくこうたく)があり、見る角度によって色が変わって見えます。

 体長3~4センチ。本州・四国・九州・沖縄(おきなわ)の平地から低山地に分布(ぶんぷ)。真夏の日差しの強い日中、エノキの高いところを飛びます。交尾(こうび)を終えたメスは枯(か)れ木などに産卵(さんらん)します。

 天敵(てんてき)の鳥はキラキラしているものを嫌(いや)がるため、襲(おそ)われにくくなる、などともいわれています。