『久男と古関』2人の友情...日本酒に 本宮・大天狗酒造が発売

 
久男と古関の2人の写真をラベルにした限定の純米大吟醸酒(3300円)

 福島市出身の作曲家古関裕而をモデルにした朝ドラ「エール」の放送に合わせ、本宮市の大天狗酒造は10日、古関の親友で本宮市出身の歌手伊藤久男と古関の2人の写真をラベルにした純米大吟醸酒を発売した。

 エール関連商品の第2弾で、商品名は「純米大吟醸 すばらしき友 古関裕而と伊藤久男」。久男は古関が作曲した「イヨマンテの夜」などを歌い、多くのヒット曲を送り出したことから、2人の活躍を知ってもらおうと古関の演奏に合わせて久男が歌っている貴重な写真をラベルにした。同酒造として初めて、県オリジナル酒造好適米「福乃香」を使って仕込み、淡麗辛口な味わいに仕上げた。

 同酒造の伊藤滋敏社長は久男の親戚に当たる。滋敏社長は「デビューの頃から一緒に活動し、深いつながりがあった2人の友情に注目が集まれば」と話している。朝ドラでは、久男がモデルの佐藤久志役を山崎育三郎さんが演じている。

 1本(720ミリリットル)3300円で限定300本を販売する。問い合わせは同酒造(電話0243・33・2017)へ。