紙面飾った『古関の足跡』 福島8月開幕、民友記事パネル展示

 
古関裕而が「オリンピック・マーチ」を作曲したことを伝える1964年の福島民友新聞の記事

 福島民友新聞社は8月1~23日、福島市のとうほう・みんなの文化センターで、福島市出身の作曲家古関裕而の足跡を福島民友の記事でたどる企画展「古関裕而が生きた時代~福島民友新聞で振り返る歴史のアルバム」を開催する。福島民友の元記者で、古関と共に数々の名曲を生んだ作詞家の野村俊夫が書いた新聞記事なども紹介する。

 古関が英国の出版社の作曲コンクールで入選したことを報じた1930(昭和5)年の記事や、「オリンピック・マーチ」を作曲したことを報じた記事(64年)、野村が書いた吾妻山遭難の記事(26年)や詩などを展示する。古関や野村が生きた時代の国内外のニュース記事なども会場に並ぶ。また、NHK福島放送局の協力で、連続テレビ小説「エール」の出演者の等身大パネルや映像なども見ることができる。

 入場無料。時間は午前9時30分~午後5時。8月3、17日は休館。

 県文化振興財団、古関裕而記念館の共催、県、福島市、NHK福島放送局の後援。福島民友新聞創刊125周年記念事業、県文化センター開館50周年記念事業。

 8月10日にイベント

 会期中の8月10日には、関連事業として古関メロディーをテーマにしたイベントを福島市で開催する。