朝ドラ・エール「帽子」...安田さん手作り 新聞を切り抜き制作
会津若松市緑町の安田隆さん(75)が、朝ドラ「エール」を題材にした帽子を手作りした。本紙などを切り抜き、3日がかりで完成させた帽子には数々の工夫が凝らされており、安田さんは「多くの人に笑顔になってほしい」と話している。
安田さんは、地域の子ども見守り隊として活躍する。子どもたちに喜んでもらおうと幼稚園や保育所でパンダの雪像づくりを始め「夏にも喜んでもらえるものを」と、帽子の制作も開始した。見守り隊の活動でかぶるキャラクターの帽子のほか、興味のあるイベントや企業、市町村などの帽子を制作。昨年は県立博物館で開かれた「興福寺と会津~徳一(とくいつ)がつないだ西と東」を題材にした帽子も作った。帽子は64個目で、全て保管してあるという。
エールの帽子は、本紙などから切り抜いたエールの各場面に加えて古関裕而、金子夫妻の写真などをあしらい、亡くなった志村けんさんの写真も入れた。「続く朝ドラ観光に期待」の文字も入っている。
帽子のてっぺんにはプロペラが付いており、風が吹いたり歩いたりすると回る仕組み。子どもたちも大喜びという。
安田さんはエールを題材にしたマスクも作った。県内59市町村を紹介するTシャツは旅行先でも人気で、写真撮影を依頼されることも多いという。安田さんは「これからも『いいな』と思ったら、それを題材にした帽子を作り続けたい」と話している。
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