古関裕而、妻・金子ゆかり「豊橋物産展」 福島・県観光物産館

 
豊橋ちくわなどエール関連商品が販売された物産展=福島市・コラッセふくしま

 福島市のコラッセふくしまにある県観光物産館で17日、朝ドラ「エール」のモデルとなった古関裕而の妻金子(きんこ)の出身地である愛知県豊橋市の物産展が始まった。朝ドラに登場した豊橋ちくわなどエール関連商品が販売され、人気を呼んでいる。26日まで。

 豊橋ちくわを製造する「ヤマサちくわ」のちくわ8種類、「國松本店」の「濱納豆」(大粒大豆を半生乾きさせたみそ)、「平松食品」のエール包装のつくだ煮など10種類、朝ドラで話題の「イチビキ」の八丁味噌(みそ)・赤みそが出展。1000円以上の購入者先着500人に赤みそなどが贈られる。

 ヤマサちくわの佐藤元英社長と早川智章さんが会場を訪れ、来店者に豊橋の特産品や観光をPRした。物産展は県観光物産館の開館17周年フェアの一環。「田村市うまいものフェア」(19日まで)など多彩な県産品も販売されている。

 ヤマサちくわ社長「福島と交流活発化を」

 ヤマサちくわの佐藤元英社長(61)は17日、福島民友新聞社の取材に「朝ドラをきっかけに豊橋と福島で交流を活発化させたい」と語った。佐藤社長は豊橋観光コンベンション協会長や豊橋商工会議所副会頭を務めており、福島市と連携して朝ドラ実現に向けた取り組みを進めてきた。

 朝ドラをきっかけに豊橋市に興味を抱く県民は多く、本県での豊橋ちくわの売り上げが急増しているという。佐藤社長は「豊橋でも福島に興味を抱く人が多い。朝ドラ放送後も、深い連携を続けたい」と意気込んだ。