聖光連覇へ万全 初回から全力投球、打撃でも魅せる

【聖光学院-郡山】5回2失点と粘投した聖光学院の小室=あづま球場
◇全国高校野球選手権福島大会・第13日準決勝(23日・あづま球場2試合)
聖光学院 19―5 郡山
2年連続の甲子園へ王手をかけた。聖光学院は準決勝でも試合巧者ぶりを発揮して快勝。投打でチームをけん引した先発の小室朱生(しゅう)(3年)は「初回から最大限の力でいけた」と声を弾ませた。
挽回を誓って立ったマウンドだった。初戦の2回戦で先発したが、「気負いから一球一球考え過ぎてしまった」。4四死球2失点で四回途中に降板。試合後には斎藤智也監督から「初回でくたばっても良いから駆け引きしようとか考えるな」と言われ、その後の練習からはとにかくがむしゃらに、全力で投げることを心がけた。
今大会2度目の先発となったこの日は変化球でカウントを取るテンポの良い投球で5回2失点。「しっかり腕を振り、平常心を保つことができた」と自身も納得の投球となった。
打撃でも魅せた。三回に勝ち越し、なお1死満塁の好機。直球を振り抜き、右中間を真っ二つに。「たまたま良いところにいった」と謙遜するが、走者一掃の適時三塁打で自身を援護した。
チームはここまで全4試合コールド勝ちで、勢いはとどまるところを知らない。「また気持ちを切り替えて臨む。持てる力を発揮する」と小室。福島の頂点はもう目の前だ。(熊田紗妃)