学石、こぼれた頂 自慢の打線、快音最後まで

 
8回表に本塁打を放った内田をたたえる学法石川ナイン。甲子園出場まであと一歩だった

 つかみかけた夢は、あと一歩の所でこぼれ落ちた。10回に5点を奪われてのサヨナラ負けに、学法石川ナインはグラウンドに崩れ落ちた。主将の本郷翔大(3年)は「勝ち試合だった。肝心な所でのミスが結果につながった」とうつむいた。

 序盤から流れは学法石川にあった。佐々木順一朗監督が「いつもの聖光ではなかった」と評したように、堅守の聖光学院には珍しく失策が相次いだ。対する自慢の打線は、打球が相手野手の間へ飛び、2回には打球が三塁手前でイレギュラーバウンドし、適時打になった。ピンチの場面では相手打者の背後にそれた投球がバットに当たり、投ゴロとなるなど幸運も味方した。

 一時は勝ち越しを許したが、内田光亮(同)の本塁打で追いつき、タイブレークとなった10回は四球と連打で一挙4点を奪取した。24年ぶりの夏の甲子園出場を期待する学法石川スタンドは沸いていた。

 「4点差あったのに、冷静さがなかった」と本郷は振り返る。安打や連続死球、さらには失策と、5者連続出塁で、同点とされると、犠飛でサヨナラを許した。

 学法石川は佐々木監督が就任して5度目の夏で初めて決勝に進出した。指揮官は「(聖光学院と)やっと甲子園が懸かった試合でやれた」と振り返った一方、「(10回裏は)ストライクが取れていれば...。勝ち慣れていない」と辛口だった。本郷は「(聖光学院は)決勝の雰囲気を知っていた。相手の執念が最後は上回った」と肩を落とした。

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