聖光が2年連続V タイブレークで学石下す 高校野球福島大会

延長10回のタイブレークの末、サヨナラ勝ちし喜び合う聖光学院ナイン=あづま球場
決勝 |
1 |
2 |
3 |
4 |
5 |
6 |
7 |
8 |
9 |
10 |
計 |
学法石川 |
1 |
1 |
2 |
1 |
0 |
0 |
0 |
1 |
0 |
4 |
10 |
聖光学院 |
0 |
1 |
0 |
1 |
0 |
4 |
0 |
0 |
0 |
5x |
11 |
(延長10回タイブレーク)
第105回全国高校野球選手権記念福島大会は最終日の25日、福島市のあづま球場で決勝が行われ、第1シード聖光学院が延長10回タイブレークの末、11―10で第2シード学法石川をサヨナラで下し、2年連続18度目の甲子園出場を決めた。
序盤から点の取り合いとなった一戦は、聖光学院が2―5で迎えた6回無死満塁、高中一樹(3年)の走者一掃の適時三塁打で同点に追い付いた。さらに1死後、杉山由朗(同)の犠飛で勝ち越しに成功した。
24年ぶり10度目の頂点を目指す学法石川も粘りを見せ、8回に内田光亮(同)の左越え本塁打で同点とすると、試合は9回で決着がつかず、無死一、二塁から始まる延長タイブレークに突入した。
延長10回、学法石川は四球による押し出しや根本剛希(同)、桜井陽斗(同)の連続適時打などで4点を勝ち越した。
だが聖光学院はその裏、押し出し死球や三好元気(同)の適時打などで同点とすると、最後は1死満塁から片山孝(同)の犠飛で三走西本颯汰(同)が生還、3時間55分に及ぶ死闘に終止符を打った。
夏の福島大会には連合3チームを含む68校62チームが出場した。4年ぶりに声を出しての応援が解禁され、スタンドでは各校の保護者や控え選手がメガホンを手に声援を送った。
全国大会は8月6日、兵庫県西宮市の甲子園球場で開幕する。組み合わせ抽選会は3日に開かれる。