猛打・学法石川、光南を6回コールド 横山...憧れ「1」原動力
第70回秋季東北地区高校野球県大会第4日は17日、福島市のあづま球場など3球場で2回戦8試合が行われ、8強が決まった。磐城は終盤の集中打で相双支部第1代表の小高産業技術を7―3で下した。湯本は会津支部第1代表の会津農林の反撃を振り切り7―4で勝利。学法石川は光南に13―2で6回コールド勝ちした。前期日程は終了し、後期日程は22~24日に行われる。大会第5日の22日は白河グリーンスタジアムとヨーク開成山スタジアムで準々決勝4試合が行われる。
横山、憧れの背番号1「やっともらえた」
エースナンバーを背負う学法石川の右腕横山凌(2年)が、6回途中1失点の好投で流れを呼び込み、チームを勝利に導いた。
背中の「1」は今秋、初めて手にした憧れの背番号だ。「やっともらえた。うれしかった」と横山。その素直な気持ちが原動力となった。自慢の直球を軸にスライダーで打者のタイミングをずらして打ち取った。
新チーム発足後、フォーム改造に取り組んだ成果が実を結んだ。踏み込んだ左足のつま先の真上でボールを離せるように練習を重ね、球速は6キロアップ。「ストレートが2、3倍良くなった」と直球は最速144キロに伸び、自信を付けた。
上田勇仁監督が「向上心がありすぎる」と評する努力家。冬の故障をきっかけに栄養学の本を読み始め、食事とトレーニングで夏の間に約4キロの増量にも成功した。「いい投手ではなく勝てる投手に」と横山。真のエースへ、まだ進化の途中だ。
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