東日大昌平が延長10回勝ち越し 同地区対決!いわき光洋を逆転
終盤に追い付いた東日大昌平が延長10回に勝ち越し、いわき光洋に7―6で勝利した。
「絶対に打たなきゃいけない」。延長10回の好機に打席に立った東日大昌平の佐々木陸(2年)が勝ち越しの右前適時打で、チームを勝利に導いた。
試合終盤まで5点のリードを許す苦しい展開。「相手にミスが起きないと勝てない」(伊藤博康監督)と、初戦突破に暗雲が立ちこめていた。しかし8回表、小松大介(同)と黒沢武(同)の連続二塁打が流れを変える。四球などで走者をため、なお2死満塁の場面で打席が回った佐々木は「みんなでつなぐんだ」とバットを振り抜き中前適時打。リズムに乗った打線は、次々と走者をかえし、気づけば同点に追い付いていた。
新チームになって1番打者を託された佐々木。常にバットを振り込むなど打力に磨きを掛けてきた。延長10回1死三塁。外角低めの直球を捉える。勝ち越しの一打を放つと、佐々木は喜びをかみしめるように走りながら拳を握った。
「みんなでつないで一戦一戦勝ち進みたい」。東日大昌平が苦しみながら初戦を突破した。
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