学法福島、県北決戦制し53年ぶり優勝 秋季高校野球福島県大会

 
【学法福島―福島成蹊】サヨナラ打で53年ぶりの優勝を決め、喜びに沸くナイン=白河グリーンスタジアム
決勝
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 第71回秋季東北地区高校野球県大会最終日は24日、白河市の白河グリーンスタジアムで決勝が行われ、学法福島が福島成蹊に3―2でサヨナラ勝ちし、53年ぶり3度目の優勝を飾った。

 学法福島は1点を追う9回に暴投で同点に追い付くと、2死二塁から辻垣高良(2年)の左中間を破る適時打で勝ち越した。

 3位決定戦は、磐城が東日大昌平に4―3で勝ち、12年ぶり11度目の東北大会出場を決めた。優勝の学法福島、準優勝の福島成蹊、3位の磐城は10月11日に岩手県で開幕する東北大会に出場する。組み合わせ抽選会は10月4日。

 直球一振り!学法福島・辻垣「殊勲打」

 雨空を切り裂いた打球が激闘に終止符を打った。同点に追い付いた最終回、雨が強さを増す中で直球を狙った辻垣高良(2年)の打球が外野を越え、二走石田颯太(同)が生還。学法福島が53年ぶりの頂点をつかんだ。

 雨で制球を乱した福島成蹊先発松本元気(同)を攻め立てた。単打で出塁した川守田啓雅(1年)を犠打で送り、さらに四球で走者を増やす。暴投間に同点に追い付き、2死二塁の好機で打席に立ったのが初戦から完投を続けてきた辻垣だった。

 9回表の守備。雨のマウンドは辻垣の投球も乱していた。先頭打者を四球で出し、2度の暴投で三塁に進めてしまう。「点を取られてもいい」。気迫の投球で低めに球を集め、なんとか後続を飛球と三振に仕留めた。

 9回2死の打席。2ボールからの3球目だった。「苦しいからストライクを取りにくる」。自分がそうだったからこそ直感した。打球の手応えに「驚きすぎて」。一塁へ走るのも忘れていた。

 学法福島のメンバー16人中15人は県外出身。甲子園出場という夢をかなえるために福島に集まった。ずぶぬれで泥だらけになったユニホーム姿で歓喜に沸く学法福島ナイン。辻垣は「歴史を変えられた」と充実の表情だった。

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