最後の東北切符は磐城!3位決定戦制す 市毛、流れ呼ぶ2点打

 
【東日本昌平―磐城】2回裏磐城2死二、三塁で逆転の2点適時打を放った市毛=白河グリーンスタジアム
3位決定戦
1
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7
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東日大昌平
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0
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0
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1
1
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磐城
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 白河市の白河グリーンスタジアムで24日に行われた第71回秋季東北地区高校野球県大会最終日。県北支部同士の対決となった決勝は学法福島が福島成蹊に3―2でサヨナラ勝ちし、3位決定戦は磐城が東日大昌平に4―3で勝利した。

 「仲間が県大会に連れてきてくれた。自分で勝負を決めたかった」。けがから復帰した磐城の2番打者市毛雄大(2年)の一振りが、東北大会の切符を大きく引き寄せた。

 1点を追う2回2死二、三塁の好機。外角高めのスライダーを振り抜くと、打球は高く舞い上がり右翼線に落ちた。「感触は良く、抜けたと思った」。勝ち越しの2点適時三塁打となり、試合の流れは一気に磐城に傾いた。

 新チームの主力と期待されていたが、8月の練習試合で顔を負傷。支部大会は試合に出場できず、仲間たちのプレーに声援を送ることしかできなかった。

 その間も市毛はストレッチや体幹の強化を続け、できることはすべてやってきたという。試合に出れない時期があったからこそ「県大会は自分が暴れると決めていた」。言葉通りの活躍で県大会の通算打率は5割。次は東北の舞台で暴れるつもりだ。

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