福島県王者・学法福島『惜敗』 辻垣12Kも東奥義塾に逆転負け

 
【学法福島―東奥義塾】3点を失ったものの12奪三振で完投した学法福島の辻垣=花巻球場
2回戦
1
2
3
4
5
6
7
8
9
東奥義塾
0
1
0
0
0
0
0
2
0
3
学法福島
1
0
1
0
0
0
0
0
0
2

 第72回秋季東北地区高校野球大会第2日は14日、岩手県の岩手県営球場と花巻球場で2回戦が行われた。磐城は能代松陽(秋田第1代表)に2―1で競り勝った。学法福島は東奥義塾(青森第3代表)に2―3で逆転負け、福島成蹊は鶴岡東(山形第1代表)に0―10で6回コールド負けした。

 福島大会で53年ぶりに頂点に立った学法福島は、初戦で敗退。辻垣高良(2年)は好投を見せたが「もっと攻めたボールで勝負していれば」と痛恨の1球を悔やんだ。

 3回に1点を勝ち越すと、その後はスコアボードに0が並ぶ展開。しかし8回1死1塁から、外角の直球を左中間スタンドにはじき返された。「気が抜けてしまった」

 「笑顔と元気を届けよう」「福島を背負って戦おう」。部員16人のうち15人が県外出身の学法福島。台風19号で大きな被害を受けた"第二の故郷"を盛り上げようと、全員で話し合っていたという。勝利の知らせを届けることはできなかったが「野球ができることに改めて感謝したい」と辻垣。この日の12奪三振は、本県第1代表としての意地だった。

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