学法石川、エース投打に躍動 初完投、2安打1打点

 
【学法石川―ふたば未来】8回3安打1失点と好投した学法石川の遠藤=ヨーク開成山スタジアム

 第73回秋季東北地区高校野球県大会第9日は26日、白河グリーンスタジアム(白河市)とヨーク開成山スタジアム(郡山市)で準々決勝4試合が行われ、ベスト4が決まった。

 2安打1打点の活躍のほか、自身初の完投で勝利に導いた学法石川の遠藤愛斗(2年)は「やっとチームに貢献できた」と晴れやかな表情を見せた。

 試合当日の朝、先発に指名されてから「ずっと緊張していた」。緊張は攻撃にも表れ、最初の打席は凡打に倒れた。しかし6回、鋭い金属音とともに緊張や不安は取り除かれた。1死一、三塁の場面、バットの先端ではじかれた球は左前に抜けた。「とにかく必死だった」。一塁を踏むと、右手を大きく突き上げた。

 6回の適時打以降、勢いづいた遠藤。8回には二塁打を放ち、投げては相手に攻撃の隙を与えなかった。「後半は常に集中して投げることができた。8回がコールドと知らず、ベンチに向かって駆け出しちゃうぐらい」と話す。この試合で存在感を見せつけた遠藤。だが、「きょうの結果に満足せず、絶対的エースになるため、練習を重ねたい」と表情を引き締めた。

ふたば未来、悔しい序盤

 秋の県大会で初の4強進出を目指したふたば未来のエース平子朝陽(2年)は「本来の投球ができなかった」と初回の投球を悔やんだ。

 初回、自信のある低めのスライダーを見切られた。「苦しかった」と振り返る通り、三者連続で四死球を与えるなど制球を乱し、この回4失点を喫した。「『自信をもっていけ』という仲間の声に助けられた」という平子。2、3回は3人で抑えるなど立て直し、強力打線に立ち向かった。今春から背番号1を背負うが「精神面が弱い」と課題を口にする。「仲間に認めてもらえるエースになる」。敗戦を糧にさらなる成長を誓った。

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