安定した体幹や姿勢づくりアドバイス いわきFC・鈴木コーチ

 
ストレッチやトレーニングを紹介する鈴木コーチ(右)

 サッカーのいわきFC(東北社会人リーグ1部)で選手の身体的なトレーニングを担当する鈴木秀紀パフォーマンスコーチは4日までに、いわき市のいわき総合図書館のセミナー「健康元年 図書館でストレッチ」の講師を務め、簡単にできるいわきFC流のストレッチや継続の大切さを解説した。

 市が本年を「いわき市健康元年」に位置付けていることに合わせ、スポーツ組織と図書館の連携を図り、多様な図書館活動の理解を促進するため開いた。16人が参加した。

 鈴木コーチは、選手がストレッチや筋力トレーニングに取り組む目的について「けがの防止が全て」と断言。健康の維持やダイエットでも一定量の運動を継続するのが望ましいとした。

 一方、間違った姿勢でトレーニングするとけがを招く恐れがあると指摘。2種類の呼吸法で腹回りの筋肉を動かすことで、安定した体幹や姿勢をつくれるとアドバイスした。

 参加者は、肩甲骨や胸を一体的に動かすストレッチ、素早い動きを行うための「パワーポジション」で尻の筋肉に刺激を与えるトレーニングなどを体験。鈴木コーチは「3分でも毎日継続すれば、できることが増えてくる。きょうをきっかけに取り組んでほしい」と呼び掛けた。