健康チェックや商品紹介 PRブースに長い列、福島・減塩サミット

 
来場者の長い列ができた健康PRブース

 福島市で22日開かれた「減塩サミット2019in福島」。会場には健康PRブースを設け、健康チェックを行ったり、健康増進に役立つ商品などを紹介したりした。来場者が長い列を作った。

 タニタは塩分測定器や血圧計などの商品展示、カゴメ東北支店は本県産トマトを使った塩分無添加のトマトジュースの試飲、第一生命保険福島支社は握力と血管年齢の測定、富樫縫製はワークサポートスーツの展示、本県(県食生活改善推進連絡協議会)は塩分測定のデモ、オレンジページは健康を意識したレシピ本の販売を行った。

 来場者は興味のあるブースを回り、担当者に質問しながら日常生活で活用できる健康情報を集めていた。

 ◆来場者、減塩の必要性学ぶ

 会場では市民ら約300人が専門家の知見や先進的な取り組みの発表に耳を傾け、減塩の必要性を学んだ。

 福島市の西元良行さん(福島大名誉教授)は「(外食は塩分が多いという話があり)自分は普段から外食はあまりしないが、さらに減塩に気を付けて、1日6グラムぐらいまでに減らしたいと感じた」と積極的な減塩の実践を決意した。

 二本松市の市職員渡辺香さん(47)は、市民の健康増進施策に生かせる知見を得ようと参加した。講話や報告を聞いて「若年層でも減塩の必要性があることを広めていきたい。他県の取り組みを知る良い機会になった」と語った。福島市の来場者(81)は「野菜を先にたくさん食べると良いと学んだ。これなら実践できると思った」と話した。