「がん治療は日進月歩」 福島医大・本多教授、白河で講演

 
がん医療などについて講話した本多さん

 県がん診療連携協議会相談支部会による「出張がん相談&特別講演会」は2日までに、白河市立図書館で開かれ、福島医大地域産婦人科支援講座教授の本多つよしさんががん医療などについて解説した。

 本多さんは「がん医療の現状と取り組みについて~がんと上手につきあうために」と題して講演した。

 外科療法などの「局所療法」と抗がん剤などの「全身療法」の解説や緩和ケアなどを紹介。「がんの治療は日進月歩している。悲観的にならず、われわれと一緒に闘ってほしい」などと述べた。

 また、がん検診について「安心を得るために、何も異常ないということを確認するためのもの」として、定期的な受診を呼び掛けた。

 講演後には、がん相談支援センターの紹介や、がん検診とセカンドオピニオンについての寸劇が行われた。

 県内のがん診療連携拠点病院のがん相談員による相談コーナーも設けられた。