鋼橋の腐食、点検に「AIの目」 日大工学部開発、効率化など期待
日大工学部土木工学科の子田康弘教授らの研究グループは、鋼橋の腐食を瞬時に検出できる人工知能(AI)を組み込んだカメラを開発した。国内全ての橋で5年に1度の目視点検が義務付けられる中、点検業務の効率化や省人化につながることが期待される。
研究グループによると、AIカメラには赤さびなど鋼橋の腐食の特徴を学習させたソフトを組み込んだ。デジタルカメラのようにシャッターを押すと腐食箇所は赤色、腐食の危険性がある箇所は黄色で表示される仕組みで、点検業務の負担とならないように持ち運びしやすいカメラ型とした。
カメラには学習機能も搭載されており、撮影結果を反映させることでさらなる精度向上を図ることができる。ソフトを変更すればコンクリート橋などへの応用も可能という。研究グループは「ドローンに搭載できるカメラにも発展させたい」としている。カメラは県産学連携ロボット研究開発支援事業の補助を受けて開発。研究成果は土木学会のAI・データサイエンス論文集に掲載された。
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