「巨人の技」夢の力に ジャイアンツアカデミー郡山開講、30人入会

 
コーチから指導を受ける子どもたち=8日午後、郡山市・喜久田スポーツ広場

 プロ野球の読売巨人軍が運営する野球教室「ジャイアンツアカデミー」のプログラムで指導する少年野球教室「BAFジャイアンツアカデミー」の郡山スクールが8日、開講した。約30人が入会し、コーチ陣の指導を受けながら野球を楽しんだ。

 開講式は郡山市の喜久田ふれあいセンターで行われ、品川萬里市長が「存分に野球を楽しんでください」、福島民友新聞社の中川俊哉社長が「夢を諦めず、人生の宝物となるように取り組んでほしい」と子どもたちにエールを送った。この後、3・4年生コースと5・6年生コースの指導が行われ、子どもたちがキャッチボールなどを通じて野球の魅力に触れた。

 本格的に野球に取り組むのが初めてという宮川大輝(はるき)さん(11)=赤木小5年=はプロ野球の試合を見て興味を持ったといい「守備や打撃を練習して、中学校でも野球をするため頑張りたい」と意気込んだ。

 野球をしていた兄の影響で興味を持ち、参加した本郷勇吹(いぶき)さん(8)=古殿小3年=は「遠くに投げられるようになった。新しい友達もできて、会えるのが楽しみ」と笑顔を見せた。

 同アカデミーは、エフコム(郡山市)、ゼビオコーポレート(同)、福島民友新聞社(福島市)、福島中央テレビ(郡山市)の4社でつくる「ベースボールアカデミー福島(BAF)」が運営する。

 郡山スクールは毎週水曜日、年40回程度の講習を予定する。年代や成長に合わせて確立された巨人の指導プログラム「ジャイアンツメソッド」を活用して練習するのが特徴で、ジャイアンツアカデミーで研修を積んだコーチ陣が指導する。

 BAFはスクール生を募集している。福島、郡山にスクールがあり、対象は5歳児~小学6年生。

 詳細はBAFジャイアンツアカデミーのホームページ(https://www.ba‐fukushima.com/join/)へ。