「ロマンス詐欺」組織的グループ関与か 外国籍容疑者を送検

 

 二本松市の70代女性が交流サイト(SNS)を通じて現金をだまし取られた「ロマンス詐欺」事件で、二本松署は、詐欺の疑いで逮捕したフィリピン国籍、愛知県豊田市、アルバイトの女(67)に、組織的な詐欺グループが関わっているとみて調べていることが9日、捜査関係者への取材で分かった。同署は9日、クロセ容疑者を福島地検に送致した。

 同署によると、容疑者の女は昨年11月26日ごろ~今年1月19日、SNSでウクライナ在住の日本人男性医師などに成り済まし、恋愛感情を抱かせた女性に「300万ドルを日本に送りたいので協力してほしい」などとうそのメッセージを送っていたという。女性は指定された口座に数回に分け、計150万円を振り込んだという。