磐城25年ぶり聖地躍動!国士舘に3-4惜敗 甲子園・交流試合

 
【磐城-国士舘】6回表磐城2死一、二塁、中前適時打を放つ草野
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 2020年甲子園高校野球交流試合第4日は15日、兵庫県西宮市の甲子園球場で行われた。第2試合に登場した磐城は国士舘(東京)に3―4で敗れたが、1995(平成7)年夏の甲子園大会以来となる25年ぶりの舞台で躍動した。

 交流試合は、新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止となった選抜大会の出場校を招待。21世紀枠で選抜大会の出場権を得ていた磐城は、エース沖政宗(3年)や捕手で主将の岩間涼星(同)を中心に、75年夏の甲子園大会以来となる45年ぶりの勝利を目指した。

 磐城、苦難乗り越え『完全燃焼』

 勝っても負けても最後の試合を完全燃焼で締めくくった。昨秋の都大会を制した国士舘と互角に渡り合った磐城。主将岩間涼星は「悔しさもあるが、最高の舞台で力を出し切ることができた」とすがすがしい表情だった。

 チームがモットーに掲げてきた「プレーハード」。何事も一生懸命やるという意味の通り泥くさい全力野球を体現した。守備では随所で好プレーを見せ、打線は好投手にしぶとく食らい付く。全員一丸となり、声が途切れることはなかった。

 1点差で迎えた8回、三塁線に犠打を転がした岩間が全力疾走し、気迫のヘッドスライディング。審判の手が横に広がると、岩間はユニホームを真っ黒にしながら、拳を突き上げた。

 度重なる苦難を乗り越えてたどり着いた夢舞台。昨年の東日本台風では学校周辺が被害を受けた。新型コロナウイルスの感染拡大に伴い出場が決まっていた春の選抜は中止に。夏の甲子園出場を懸けた選手権の開催も見送られ、一時は選手の士気が落ちた。

 部活か受験勉強か―。危機に陥ったチームをまとめたのは岩間だった。将来は高校野球の指導者を目指す。「感じた素晴らしさを伝え、磐城のユニホームを着て聖地に戻ってきたい」。新たな夢を思い描いた。

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