新監督に吉田氏、日大東北野球部 母校で念願、秋から勝負

 
よしだ・しょう 石川町出身。高校時代は一塁手。3年時には主将を務めた。卒業後は杏林大に進んだ。11年春に日大東北高のコーチに就任した。

 第103回全国高校野球選手権大会に出場した日大東北硬式野球部の新監督に28日、同校OBでコーチの吉田翔氏(34)が就任した。今夏限りで勇退した宗像忠典前監督(59)は顧問に就き、1年生の育成などに携わるという。

 吉田監督は「選手に寄り添いながら泣きたいときは一緒に泣いて、勝って笑えるようなチームにしていきたい。全力で一瞬一瞬を向き合っていく」と抱負を述べた。吉田監督は高校時代の2003年に夏の甲子園に出場し、2年生の4番打者として活躍した。11年からはコーチを務めていた。

 宗像前監督は「(吉田監督は)勉強熱心で、甲子園に導きたいという思いが強い。固定観念にとらわれない考え方を持っている指導者」と評価し、エールを送った。

 吉田監督は28日、福島民友新聞社の取材に「東北や全国で勝てるチームをつくりたい」と新監督しての抱負などを語った。

 ―就任初日の感想は。
 「母校の監督は念願だった。うれしい気持ちと同時にプレッシャーも感じているが、それ以上にわくわくしている。甲子園で勝って"野球の父"である宗像忠典前監督に恩返ししたい」

 ―目指すチームは。
 「3年、5年を見て強化するのではなく、秋から勝負する。これまで培ってきた確率を重視する宗像前監督の野球と、積極的な中村猛安部長(元監督)のカラーをうまく合わせ、深みある色にしていきたい。東北や全国で勝てるチームをつくっていきたい」

 ―新チームの手応えは。
「甲子園に帯同した選手が9人残っていることは大きな力になる。肌で感じ、目で焼き付けた甲子園を意識しながら日々、力を積み重ねていきたい。甲子園を経験した選手を脅かすような存在が出てくるとさらに切磋琢磨(せっさたくま)できるし、そうなれるように指導したい」