新たに菊池桃子さん、福島市を走る 聖火リレー・PRランナー

 

 東京五輪聖火リレーの県実行委員会が6日発表した県選出聖火ランナーは、辞退などを受けて延期前からPRランナー2人と、公募ランナー2人が入れ替わった。新たに選ばれたランナーはそれぞれの思いを胸に、県内で聖火をつなぐ。

 新たにPRランナーとして福島市を走ることになったのが、同市出身の作曲家古関裕而がモデルのNHK朝ドラ「エール」で、主人公の母親役を演じた女優の菊池桃子さん(52)。

 菊池さんは「福島ロケでは、多くの方々にエキストラとしてご協力頂き、温かい雰囲気と優しい福島弁に包まれた思い出深い現場となりました」とした上で「『古関メロディー』を心の中で奏でながら走りたい」とのコメントを発表した。

 千葉麻美さんは郡山 「五輪身近に感じてほしい」

 公募枠から新たにPRランナーとなったのが2008年北京五輪出場の元女子陸上選手、千葉麻美さん(35)=矢吹町。「子どもたちに見てもらい、五輪をより身近なものに感じてほしい」と話す。

 このほか、PRランナーとして、初日の25日に芸人や女優として活躍する「しずちゃん」こと山崎静代さん(42)が映画「フラガール」の出演でゆかりがあるいわき市、エアレースパイロットの室屋義秀さん(48)=福島市=が南相馬市で聖火をつなぐ。

 26日は、菊池さんのほか、フリースタイルスキー・モーグルで冬季五輪3大会連続出場の遠藤尚さん(30)=猪苗代高卒=が猪苗代町、元バレーボール女子日本代表の大林素子さん(53)は、観光大使を務める会津若松市に起用された。

 最終日の27日は、千葉さんと、県クリエイティブディレクターの箭内道彦さん(56)=郡山市出身=が、本県聖火リレーの最終市町村となる郡山市を駆け抜ける。

 白河では矢吹さん、田村は佐久間さん 公募枠の新ランナー

 公募枠では、新たに矢吹町の直売所営業矢吹正男さん(74)と田村市の農業佐久間辰一さん(69)が選ばれた。矢吹さんは白河市、佐久間さんは田村市を走る。

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