聖火リレー区間変更なし 全市町村で小中学生らサポートランナー

 

 県は12日、県内26市町村を25~27日に巡る東京五輪の聖火リレーの実施概要を発表した。区間数は265区間で延期前から変更はないが、聖火ランナーの後方を走る「サポートランナー」が全市町村で配置されることになった。地元の小中学生ら計445人が一緒に走り、一体感を高める。

 延期前は児童の送迎の観点などから、浪江町が起用を見送っていた。ルートが沿岸部から町中心部に移り児童の送迎がしやすくなったことで、町教委は「子どもたちの元気な姿を発信したい」として起用を決めた。「なみえ創成小」の児童18人が走る予定。

 ほかの市町村では、延期前に予定していたサポートランナーの起用を見込んでいる。走行の14日前から健康管理をしてもらい、当日はチェックシートを提示するなど新型コロナウイルスの感染防止対策を講じる。県主催の26日の出発式や各市町村主催の関連行事は、観客を入れて実施される。

 2月の本県沖地震の影響でルートの見直しを進めていた相馬中村神社(相馬市)のルートも公表した。損傷した参道や大手門を通らないコースを再設定、二つの区間で走行距離が変わるが、総走行距離に変更はないとしている。

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