箱根駅伝2日号砲 福島県勢14人登録、早大・小指と山口が闘志

 
箱根駅伝に向け、気合十分の小指(右)と山口

 第99回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)は2日に往路、3日に復路が行われる。21チームが出場し、東京・大手町の読売新聞東京本社前から神奈川県箱根町・芦ノ湖間を往復。10区間計217.1キロでたすきをつなぐ。両日とも午前8時にスタートする。

 県勢14人のうち7人が区間エントリーされた。3区に青山学院大の横田俊吾(4年、学法石川高卒)、4区に明治大の櫛田佳希(4年、学法石川高卒)、7区に早稲田大の小指(こざす)卓也(4年、学法石川高卒)、8区に中央大の中沢雄大(4年、学法石川高卒)、10区に東洋大の清野太雅(4年、喜多方高卒)、城西大の木村吉希(4年、会津工高卒)、国士舘大の生田目惇(2年、田村高卒)が名を連ねた。

 当日交代可能な補欠は東京国際大の主将宗像聖(4年、学法石川高卒)、創価大の吉田凌(2年、学法石川高卒)、城西大の林晃耀(2年、いわき総合高卒)、早大の山口智規(1年、学法石川高卒)、山梨学院大の岩谷翼(4年、学法石川高卒)、専修大の田島洸樹(3年、学法石川高卒)、国士舘大の鈴木伸弥(2年、茨城・水城高卒、植田中卒)。

 3チームで本県出身者が監督を務める。駒沢大の大八木弘明監督(会津工高卒)、東洋大の酒井俊幸監督(学法石川高卒)、国士舘大の小川博之監督(田村高卒)の指揮にも注目だ。

 「成長した姿見せたい」

 総合5位以内を目指す早大には学法石川高卒の小指卓也(4年)と山口智規(1年)がおり、小指は7区にエントリーされ、山口は補欠に回った。県外出身の2人だが「力を付けることができたのは学法石川や福島のおかげ。感謝の気持ちを成長した姿でみせる」と県民に思いを寄せる。

 「調子は良い。安定した走りをみせたい」と小指。2年時の箱根路で9区を区間4位と好走したが3年時はけがで不調だった。「走れない期間はきつかった。復帰しても思うようにできずもどかしかった。それでも諦めず練習に励んだ。最後の箱根駅伝は良い走りをする」と意気込む。

 山口は駅伝シーズンを迎え、長距離を走る練習を積んできた。昨年11月の全日本大学駅伝で4区3位と好走した。「箱根駅伝ではどこでも走ると花田勝彦監督に伝えている。走るのならば上の順位を目指す。花の2区で活躍できるようになる」と気合十分だ。山口の箱根デビューを注視したい。

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