さわやか!アサリとレモンのスープパスタ

 

 身近な存在の調味料「みそ」は、使い方や素材によって料理のバリエーションを無限大に広げてくれる頼もしい存在。近年、その健康効果は世界的に注目を集め、がんや生活習慣病の予防、老化防止や美白効果もあるという研究結果も。みその健康効果やおいしさを引き出す料理の研究に取り組む橋本ヨシイ先生が、みその魅力満載のレシピを紹介します。

 【栄養価】エネルギー411キロカロリー、食塩相当量1.9グラム ※1人分の値。汁も全量計算

 ◆材料 <2人分>

・スパゲティ(目安~1.5ミリ前後の太さ).........150グラム
・オリーブ油.........大さじ1
・アサリ(殻付).........200グラム
・白ワイン.........50CC
・ブイヨンスープ(固形ブイヨンの素1/2と湯).........400CC
・白みそ(甘口).........大さじ1
・レモン(できれば国産).........1個
・ニンニク.........1片
・飾りにチャイブなど.........少量

 ◆作り方

(1)材料の下ごしらえをする。
   ・アサリは砂抜きをして流水でこすり洗いをする。
   ・レモンは輪切りにする。
   ・ニンニクはみじん切りにする。
   ・スパゲティは袋の表示の通りにゆでる。
(2)深めのフライパンに、ニンニクのみじん切りとオリーブ油を入れて弱火にかける。
   ニンニクの香りが立ってきたら、アサリを加えてざっと炒め合わせ、白ワインをふる。
   続けてブイヨンスープと白みそも加えて、アサリの口が開くまで煮る。
(3)器にスパゲティを盛り付けて、(2)のアサリのスープをかける。
   仕上げにレモンの輪切りをのせて、チャイブを散らす。

 【ワンポイント】

 白みそ(甘口)の上品な甘みとアサリのうま味成分(コハク酸など)にレモンが加わり、風味豊かで爽やかなパスタに仕上がります。
 白みそ(甘口)は麹の割合が約2倍で、塩分が5~6%の米みそです。主に関西や四国、中国地方で使用され、昔からお菓子やお雑煮にも使用されてきました。白みその使い残りは空気を遮断して冷凍しましょう。柔らかいまま、風味も保たれるので次回使う時も便利です。この料理に使うパスタは少し細めがおすすめです。

 Profile【 料理監修・橋本ヨシイさん 】
 福島学院大学短期大学部客員講師。郡山市在住。管理栄養士。1989年から「ヘルシークッキング教室」主宰。みそ健康づくり委員会のみそ料理レシピの管理、監修を行っている。
 〔協力紹介〕全国味噌工業協同組合連合会「みそ健康づくり委員会」。みその効用や知識、みそ料理のレシピ、全国のみそ屋mapなど、みそのことならおまかせ!

2021年6月号・Me&You「橋本ヨシイ先生監修・健康おいしいみそレシピ」より