牛みそすき丼

 

 身近な存在の調味料「みそ」は、使い方や素材によって料理のバリエーションを無限大に広げてくれる頼もしい存在。近年、その健康効果は世界的に注目を集め、がんや生活習慣病の予防、老化防止や美白効果もあるという研究結果も。みその健康効果やおいしさを引き出す料理の研究に取り組む橋本ヨシイ先生が、みその魅力満載のレシピを紹介します。

 【栄養価】エネルギー690キロカロリー、食塩相当量2.7グラム ※1人分の値

 ◆材料 <2人分>

・ご飯.........茶碗2杯分(約300グラム)
・牛肉(薄切り肉、切り落とし肉など).........150グラム
・糸こんにゃく.........80グラム
・玉ネギ.........1/2個
・焼きのり(細切り)、青み(三つ葉など).........少量
・温泉卵.........2個
【煮汁の調味料】
 だし汁.........150CC
 酒.........大さじ2
 みそ.........大さじ2
 みりん.........大さじ1
 砂糖.........大さじ1
 しょうゆ.........少々

 ◆作り方

(1)材料の下ごしらえをする。
 ・温かいご飯を用意する。
 ・牛肉は食べやすい大きさに切り、酒(分量外)を少量振りかけてほぐす。
 ・糸こんにゃくは塩(分量外)で揉んでからゆでて、食べやすい長さに切る。
 ・玉ネギは半分に切って繊維に直角に薄切りにする。
(2)鍋にだし汁と酒を入れて火にかけ、糸こんにゃくと玉ネギを煮る(フタをする)。
 玉ネギが軟らかくなったら火を強めて残りの調味料と牛肉を加えてサッと煮る。
(3)器に温かいご飯を盛り、(2)の具をのせて煮汁をかける。温泉卵をのせ、のりと青みを散らす。

 【ワンポイント】

 「牛みそすき丼」はガッツリ食べたい若い人だけでなく、たんぱく質をしっかり摂りたい中高年の人にもおすすめの丼ものです。さっと簡単に作ることができるので、日々の食事作りがおっくうになった人にもおすすめ。みそ味なので、店屋物にはない優しい風味に仕上がり、満足度の高い料理です。
 年度末の3月は何かと忙しく、心身ともに疲れてしまう季節ですが、こんな時にこそパパッと作れる「みそ料理」で元気を保ちましょう。質の良い睡眠と毎日ちゃんと食べることが免疫力をアップさせて元気を保つコツですよ。

 Profile【 料理監修・橋本ヨシイさん 】
 郡山市で「ヘルシークッキング教室」主宰。管理栄養士。前・福島学院大客員講師。みそ健康づくり委員会のみそ料理レシピの管理、監修を行っている。
 〔協力紹介〕全国味噌工業協同組合連合会「みそ健康づくり委員会」。みその効用や知識、みそ料理のレシピ、全国のみそ屋mapなど、みそのことならおまかせ!

2023年3月号・Me&You「橋本ヨシイ先生監修・健康おいしいみそレシピ」より