【2023の顔】河村 匠 DF 背番号16 / 技と笑い大阪仕込み

 
かわむら・たくみ 千葉市出身。尚志高、大阪体育大卒。22歳。趣味は映画や海外サッカー(特にスペインリーグ)の鑑賞。

 積極的な攻撃参加が持ち味のサイドバック。明るい人柄で、ムードメーカーになりつつある。「ボールを持ったときに違いを生み出せる選手を目指したい」。

 サッカーは3歳上の兄の影響で幼稚園から始め、プロを志した。名門の尚志高に進学し、3年時に全国高校選手権で3位に輝いた。3年の夏に出場した大阪でのサッカー大会で大阪体育大から声がかかった。「本当は関東大学リーグ1部の大学に進学したかった。でも大体大を調べたら強豪だったので、せっかくだから行こうかなと」

 大体大では持ち前の明るさで周囲と打ち解け、サッカーと笑いのセンスを磨いた。いつしか関西弁を話すようになり「今でもプレー中などで無意識に出てしまう」。一方で、本県でも3年暮らしたが「福島弁はイントネーションが難しくて話せなかった」とのこと。

 尚志高時代は寮生活の楽しい思い出とともに、走り込みなど厳しい練習が印象に残っている。卒業後も度々激励を受けてきた仲村浩二監督から、加入後に学校に顔を出すよう連絡があった。近く、同校の同級生で同期加入の加瀬直輝と訪問予定だ。「練習に参加して後輩と仲良くできたらいいな」