【2023の顔】辻岡 佑真 DF 背番号29 / クレバーに守備洗練

 
つじおか・ゆうま 身長183センチ、体重83キロ。IPU・環太平洋大(岡山県)の3年生。今季は特別指定選手として出場。21歳。

 貴重な左利きのセンターバック(CB)だ。練習試合参加などを経ていわきからのオファーをつかんだ。ロングパスや対人守備、スピードを武器とする。

 DF家泉怜依と同郷の香川県高松市出身。親同士親交があり辻岡は高校の頃から家泉の顔を知っていた。昨年の練習参加で初めて会話を交わした。

 プロを強く意識するようになったのは大学進学後。大きなきっかけは、2年次に現J1川崎フロンターレのMF松井蓮之(いわき市出身)らを擁した法政大に負けたことだ。

 「こんな人たちがプロになる。意識を変えないと」と一念発起し、アルバイトをやめ、サッカーにのめり込んだ。だからこそ今は「(経済的に)支えてくれた親への感謝の気持ちが強い」と語る。

 大学では川崎などで活躍した桂秀樹監督との出会いも大きな財産となった。桂監督から特に学んだのは「サッカーの頭の部分」。感覚的だったプレーがより洗練された。

 小さな頃からJ1浦和レッズの試合を観てきた。その理由は「サポーターが熱いクラブだから」。大声援の中でプレーすることに憧れている。