強いフィジカルを持ち、ゴール前での迫力が持ち味。今季ここまで出場はないが「まずは試合に出る。今季は１０点取ることが目標。チームの勝利に貢献したい」と気合は十分だ。

　昨年は１７試合に出場したが、シーズン終盤の練習中に左すねを骨折したほか、足首の靱帯（じんたい）を損傷。「最後に大きなけがをしてしまって、納得のいかないシーズンだった」と悔しさをにじませる。

　今季はけがから復帰し「コンディションを上げてちょっとずつ試合に絡み、まずはチームのために走って戦いたい」と気持ちを高ぶらせる。チームに入って３年目を迎え、年下の選手が多くなった。「プレーしている時に年上の存在だということを忘れずに、引っ張っていきたい」と気持ちの変化を口にする。

　高校卒業後は就職を考えていたが、地区大会を訪れたスカウトの目に留まり、特待生で作新学院大に進学。プロを目指し技術を磨いてきた。ここまでのプロとしての生活を振り返り「つらいことの方が多いが、乗り越えて試合で点を取った時の気持ちは忘れられない。喜怒哀楽をここまで表現できる職業はないと思う」と笑顔を見せた。