参院選、岩城光英氏が出馬正式表明 自民公認・比例「復興進めたい」
夏の参院選を巡り、元職の岩城光英氏(72)=3期=は21日、いわき市で記者会見し、自民党公認で比例代表に立候補すると正式表明した。比例での出馬は初めて。岩城氏は「国政に復帰し、福島の復興と地方創生を進めたい」と決意を語り、県内15万票、県外5万票の20万票獲得を目標に掲げた。
岩城氏は「新型コロナウイルスの早期収束や東京一極集中の是正、外交政策などに国政での経験を生かしたい」と述べた。全国規模の組織づくりを行うが、後援会を核に県内中心の得票を重視する考えを示した。
当初は福島選挙区から出馬する考えだったが、比例に移った。岩城氏は、福島選挙区に自民公認で出馬する県医師会副会長の星北斗氏(58)への選挙支援を行うとした一方、公明党との選挙協力については「自分が答える立場にない」とした。
岩城氏はいわき市出身。上智大法学部卒。いわき市議、県議、いわき市長2期を務めた後、1998年の参院選で初当選。内閣官房副長官、参院自民党副会長、法相などを歴任した。
後援会が事務所開き
夏の参院選比例代表に立候補を表明した自民党元職の岩城光英氏(72)=3期=の後援会事務所開きが21日、いわき市小名浜で行われた。
岩城氏は「ようやくスタートラインに立つことができた。心機一転挑戦したい」と強調。「比例という経験のない戦いを勝ち抜き、各種課題に対応していく。地方創生を福島から成し遂げるために戦う」と語った。
清水良祐いわき地区後援会連合会長、「国政に送る会」の小野栄重会長があいさつした。
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