働き方、女性経営者が意見交わす 会津大開学30周年シンポ
会津大は18日、同大で開学30周年を記念し「今、求められる女性デジタル人材」をテーマにしたシンポジウムを開いた。女性経営者らが女性活躍社会の推進に向けて意見を交わした。
「多様な働き方とデジタル人材」と題したパネル討論では福島トヨペット副社長の佐藤藍子さん、アクシスの田中リナさん、会津大教授の大竹真紀子さんが登壇した。同大学生部長・教授の金子恵美子さんが進行役を務めた。
佐藤さんは「入社時に管理職の要件を満たしているはずの女性がいなく、声を上げて体制が変わった」と振り返った。「女性も(会社の)一主役であることを伝えていかなければならない」と述べた。
田中さんはIT業界に入り「女性だからこそ、いい意味で注目されるし、コミュニケーションのきっかけにもなっているのでメリットしかない」と語った。
大竹さんはダイバーシティー(多様性)に言及し「研究分野のアイデアを出す際にポジティブに働く」と強調。「いろいろな国の人や価値観が違う人と議論する中で解決策が生まれる」と必要性を指摘した。
桜の聖母短期大理事長・学長の西内みなみさん、須賀川瓦斯社長の橋本直子さんが基調講演した。
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