星野が決勝へ!女子モーグル予選6位 北京冬季五輪、猪苗代在住

 
【女子モーグル予選】コブを攻める星野純子=張家口(共同)

 北京冬季五輪は4日、国家体育場(通称「鳥の巣」)で開会式が行われ、開幕する。3日に日本勢の競技が始まり、フリースタイルスキー女子モーグル予選で星野純子(32)=リステル、猪苗代町在住=が6位に入り、決勝進出を決めた。星野は前回出場したソチ五輪で予選敗退しており、決勝進出は初めて。決勝は6日に行われる。

 北京五輪は、新型コロナウイルス感染対策として極めて閉ざされた空間で17日間の戦いが繰り広げられる。聖火リレーは4日に北京市内に戻り、夜の開会式で聖火台に点火される。

 「星野熟練」速く力強く

 ソチ五輪以来、2大会ぶりとなる五輪の舞台に星野純子(32)=リステル、猪苗代町在住=が帰ってきた。3日に行われたフリースタイルスキー女子モーグル予選1回目。ベテランらしい安定したターンとエアで6位に入り、自身初の決勝進出を決めた。

 「集大成の気持ちでやってきたことを見せようと思って滑った」。予選4番目に登場すると、スピードのあるターンと後方宙返りなどのダイナミックなエアがかみ合い、75.38点の高得点をたたき出した。

 若手の多い女子モーグル日本チームの中で唯一の30代。「記憶がないほど緊張した」という初出場の2014年ソチ五輪は、予選25位と悔しい結果に終わった。平昌(ピョンチャン)五輪では代表を逃し2大会ぶりとなった今回。予選から「気持ちが全然違った。何をやるべきかに集中できた」と、8年間の経験を滑りに生かした。

 ワールドカップ(W杯)では、今年1月に今季最高の4位に入るなど調子を上げ、五輪本番に挑んでいる。「ミスがあった割には意外と点数が伸びた。消極的にならずに攻めることができた」とまずはほっとした表情を浮かべた。

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