岩渕が決勝進出!見せた底力 北京冬季五輪、スノボ・スロープS

 
女子スロープスタイル予選でエアを決める岩渕麗楽。11位で決勝に進んだ=張家口(共同)

 北京冬季五輪第2日の5日、スノーボード女子スロープスタイル予選では、本県ゆかりの岩渕麗楽(れいら)(バートン)が決勝進出を決めた。

 岩渕麗楽は2本目をなんとかまとめ、11位で6日の決勝に駒を進めた。予選は細かいミスも目立って実力が発揮できたとは言えず、「(決勝は)今までやってきた自分のベストの滑りができるように頑張りたい」と見据えた。

 風の影響もあり万全とは言えないコースコンディションに苦しみ、1本目は序盤のジブセクション(人工物区間)でミスが出て得点を伸ばせなかった。2本目も細かいミスはあったものの、ジャンプでは逆スタンスでの横2回転半技「キャブ900」を成功させるなど実力の一端を見せた。

 北塩原村の猫魔スキー場で練習を積みながら競技の世界に入り、20歳で迎えた2度目の五輪。「絶対に予選を通らなきゃと、自分で精神的に追い込んでしまった」という最初の壁を乗り越え、まず一つ目の競技で決勝の舞台に挑む。

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