打撃投手・前田「チームのため」 聖光学院ナイン負けれぬ理由

 
打撃練習でバッティングピッチャーを務める前田

 夏の県大会初戦で先発を任され、公式戦初登板でチームの勝利に貢献した前田康孝(3年)が、打撃投手としてチームを支えている。甲子園メンバーからは外れたが、大阪でもチームのために汗を流す。

 甲子園メンバーが発表された7月30日。斎藤智也監督の口から前田の名前が出ることはなかった。メンバーを外れたのは3人。唯一前田だけが涙を流した。「マウンドに立てない悔しさよりもコーチや監督、そして3年間支えてくれた両親にプレーで恩返しできない悔しさがこみ上げた」

 下を向く前田に声を掛けたのが主将の清水正義(同)だった。「県大会で勝てたのは前田たちのおかげ。甲子園でも一緒に戦う」。自分のできることでチームの力になると決めた。大阪入り後は、仲間のためにひたむきに球を投げる前田の姿がある。それはチームの負けられない理由になっている。

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