高中主将「全員で最後まで戦えた、一番の財産」 聖光ナイン帰校

 
感謝の言葉を述べる主将の高中(右)=伊達市・聖光学院高

 第105回全国高校野球選手権大会に出場した聖光学院ナインは14日、伊達市の同校に戻り、保護者、教職員らから温かい出迎えを受けた。

 ナインを乗せたバスは午後7時ごろに到着し、礼拝堂で帰校式が行われた。主将の高中一樹(3年)は「ここまで戦えたのは多くの人のおかげ。目標の『日本一』には及ばず力不足だったが、部員全員一体となって、最後の最後まで戦えたことが一番の財産となった」などと感謝の言葉を述べた。

 斎藤智也監督は「スタンドの大きな拍手や温かい応援が励みになった。投手陣が想像と期待を上回るピッチングを見せてくれた。練習を工夫し、やるだけのことはやった。素晴らしい経験ができた」と語った。

 新井秀理事長・校長は「すばらしい2試合だった。聖光らしいプレーは多くの人に感動を与えた」とたたえた。安斎文夫同窓会長も選手らをねぎらった。
 ナインは1回戦で初出場の共栄学園(東東京)に9―3で快勝。2回戦は昨夏優勝の仙台育英(宮城)と対戦し、2―8で敗れた。新チームは15日から始動する。

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