待ち望む独自大会... 福島県高野連が検討 感染対策・形式協議へ

 
晴れ舞台を信じ練習に励む球児たち=聖光学院高野球部グラウンド

 夏の甲子園大会と地方大会の中止を受け、各都道府県の高野連で独自の代替大会開催に向けた検討が進んでいる。県高野連も3年生部員の最後の舞台となる代替大会に前向きな姿勢を示すが、チーム編成や授業の遅れへの対応などの事情を抱える中、各校からは開催場所や時期などにさまざまな声が上がる。

「甲子園がなくてもその歩みを示すことが大事になる」。大会中止決定後も普段通りのメニューで全体練習をこなす聖光学院。斎藤智也監督は、代替大会について新型コロナウイルス感染のリスクを見据え、長距離移動や宿泊をなるべく避けて開催するべきだと訴える。夏の福島大会の出場校は70チーム以上と、東北6県で最多。地域によっては球場までの移動距離も長く、宿泊が必要になる場合がある。そのため、斎藤監督は県内6支部を「県北、県中、会津」と「県南、相双、いわき」の2地区に分けてトーナメントを行い、勝ち進んだ8~16チームで決勝大会を開催する案を提案する。

 開催規模は全校参加できる形での開催を望む学校がほとんどで、日程については授業の遅れを取り戻すため平日の実施は難しいという見方が多い。会津の真壁伊佐男監督は「県レベルの大会を開催してほしい」とこれまでの地方大会と同規模の大会形式を求め、小野・長沼・塙工の連合チームを指導する塙工の蓬田亘監督は「練習に集まりづらく、就職する生徒たちは夏休み中に就職活動をする。8月だと参加が厳しい」と語り、7月開催を希望している。

 また、ある指導者は「勝負に徹しきれない部分も出てしまうかもしれないが、できるだけ多くの3年生を出場させたい」と登録選手枠の拡大なども要望する。県高野連は29日にも感染症防止対策のほか、代替大会の形式などについて協議を行う。大会が開催される場合は、日本高野連が発表する大会開催に向けたガイドラインを参考にする方針だ。

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