聖光、きょう初戦 夏の甲子園、西東京・日大三と

 
初戦に向けて闘志を燃やす聖光学院ナイン(聖光学院提供)

 本県代表の聖光学院は9日の1回戦第2試合(午前10時30分開始予定)で日大三(西東京)と対戦する。初戦を翌日に控えたナインは8日、兵庫県西宮市で初戦前の最後の練習に臨んだ。

 聖光学院は2019年の第101回大会(20年は新型コロナウイルスの感染拡大で中止)以来3年ぶり17度目の出場で、5年ぶりの初戦突破を目指す。

 夏の甲子園で県勢と東京勢が対戦するのは10年ぶり3度目。聖光学院は12年の第94回大会1回戦で日大三と戦い、2―1で投手戦を制した。

 入念に左投手対策

 聖光学院ナインは左投手対策や打撃マシンを使ったバント練習などの打撃練習に汗を流し、最終調整を行った。主将赤堀颯(はやと)(3年)は「チームのやる気は最高潮。どんな展開になっても最後は負けないように信念を持って臨む」と力強く語った。

 相手は西東京大会の全6試合で74得点と強力打線。試合の映像を見るなどして分析を進めてきた捕手山浅龍之介(同)は「投手の良さを引き出しながら、相手の弱点を突いて最少失点に抑えたい」と好リードで投手陣を支えることを誓った。

 今大会の東北勢の相次ぐ初戦突破に刺激を受けているという斎藤智也監督。「負けじとうちも波に乗りたい。大阪入り後、練習時間は確保できた。勢いをもって戦い抜きたい」と表情を引き締めた。

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【1回戦】▽第2試合(午前10時30分) 日大三(西東京)―聖光学院

 西東京大会6試合で66打点と破壊力がある日大三の打線に対し、聖光学院が最少失点に抑えられるかどうかが重要なポイントとなる。福島大会では本調子でなかったエース佐山未来(3年)の復調が鍵。防御率0.53と、福島大会で勝利に大きく貢献した左腕の小林剛介(同)や、けがから復帰した右下手投げの小松桜吏(おうり)(2年)と共に守りからリズムをつくりたい。捕手で中軸の山浅龍之介(3年)が攻守にチームを引っ張る。日大三は出塁率の高い1番藤巻一洸(同)と広角に打球を飛ばし好機に強い3番富塚隼介(同)が打線の中心。序盤から流れをつかみ、エース左腕松藤孝介(同)を援護したい。

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