聖光学院は二松学舎大付、只見は大垣日大と対戦 センバツ抽選会

 
組み合わせ抽選会に臨む聖光学院・赤堀主将(聖光学院提供)(写真左)と只見・吉津主将(代表撮影)

 第94回選抜高校野球大会の組み合わせ抽選会が4日、オンラインで開催され、出場32校の対戦カードが決まった。4年ぶり6度目の出場となる聖光学院は大会第2日の19日、1回戦第3試合(午後2時開始予定)で二松学舎大付(東京)と戦う。21世紀枠の只見は第4日の21日、1回戦第3試合(午後2時開始予定)で大垣日大(岐阜)との対戦になった。

 新型コロナウイルスの感染対策で、昨年に続き出場校の主将らがリモートで参加した。選手宣誓は、第1日の3試合を戦う6校の主将による抽選で、倉敷工(岡山)の福島貫太主将が務めることになった。今大会から、天候不良などで試合が中断した場合、翌日以降に中断時点からの試合の続きを行う「継続試合」を導入する。

 聖光学院・赤堀主将「泥くさく粘りの野球」

 二松学舎大付と対戦する聖光学院の赤堀颯主将(3年)は千葉県のキャンプ地から抽選会に臨み「泥くさく、粘り強い野球を貫く」と力強く語った。

 2番目にくじを引き、対戦校が決まるのを待った。5番目に抽選した二松学舎大付が対戦相手に決まると少し表情を緩ませた赤堀。「思ったより早く決まって驚いた。100パーセントの状態で臨めるように対策していく」と気を引き締めた。

 センバツで東京都勢と対戦するのは初。夏の選手権では2012(平成24)年の第94回大会1回戦で日大三高に2―1で勝利している。斎藤智也監督によると、二松学舎大付とは数年前に練習試合で対戦している。斎藤監督は「左の好投手がいるという情報は入っているが、ほとんど真っさら」と警戒し、その上で「『勝つ』『負ける』にこだわらず、自然体で戦っていきたい」と大会を見据えた。

 只見・吉津主将「守備力で接戦ものに」

 選手13人で初の甲子園への切符をつかんだ只見は、東海大会4強で11年ぶり4度目の出場となる大垣日大と対戦する。吉津塁主将(3年)は「(大垣日大は)投手力、守備力ともに高いレベル。自分たちも守備力中心のチームなので、接戦をものにできるよう頑張りたい」と抱負を語った。

 豪雪地帯でグラウンドでの練習ができないため、週末は浜通りの球場へ片道4時間以上かけてバスで移動するなど限られた練習環境で調整する。吉津主将は「土の上での練習時間は限られているが、いい雰囲気で一人一人が練習できている」と前向きに語る。

 長谷川清之監督は第4日の試合に「一日でも長く甲子園の雰囲気を味わわせてあげたい」と語った。まずは1点を取ろうとナインに呼び掛ける指揮官は「相手を分析するよりも、甲子園で自分たちの野球をどう披露するか」と力を込めた。

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